子供が欲しくて三千里

不妊治療、流産、不育症、切迫流産、切迫早産…なんでも来いやぁ〜!!いや、もうお腹いっぱいです。

アプガースコア

前回記事に書きましたが、次男は重症新生児仮死で生まれてきました。

アプガースコアという基準を用いて、出生した赤ちゃんの状態を得点化し評価することで、その時の赤ちゃんの状態、今後の治療の必要性、予後等を予測することができます。ようするに、生まれた時の赤ちゃんの元気度を10点満点で点数をつけているわけです。 


点数のつけ方は、以下5つの観察項目にそれぞれ0~2点をつけ、合計点数で判断します。この時の合計点数が0~3点で重症仮死、4~6点で軽症仮死、7~10点で正常となります。

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次男の場合は1分後2点、5分後5点でした。点数の内訳は以下です。


●1分後

「皮膚色」・・・・・・・0点

「心拍数」・・・・・・・1点

「刺激に対する反射」・・0点

「筋緊張」・・・・・・・1点

「呼吸」・・・・・・・・0点

                                 →合計2点(重症仮死)


●5分後

「皮膚色」・・・・・・・1点

「心拍数」・・・・・・・2点

「刺激に対する反射」・・0点

「筋緊張」・・・・・・・1点

「呼吸」・・・・・・・・1点

                                 →合計5点(軽症仮死)

 


やはり長期で破水していたことが原因で、肺の状態が悪かったです。酸素を上手く取り込めなかったということは、脳にも影響がでてくるんじゃないかと心配していますが、それは数ヶ月、数年単位で成長を診ないと分かりません。赤ちゃんの状態がMRI検査をできるくらい安定したら、一度脳の状態を確認するとのことでした。

 

産後2日目の夜、出産時担当してくれたベテラン看護師さんが面会に来てくれ、いろいろお話を聞くことができました。

その中でアプガースコアが低かったこと、予後が心配だと話したところ、


「こんなこと言って良いの分からないけど、アプガースコアの点数の付け方は、先生の主観によるところがとても大きい。今回の点数の付け方は厳しすぎて、私や周りの看護師もとてもびっくりした。」

「私は赤ちゃんが生まれてからNICUに運ばれていくまでの30分間、ずっと赤ちゃんの様子を見ていたけど、確かに生まれた時の呼吸状態は良くなかった。でもすぐに呼吸器で補助したし、5分後点数が上がったということは、蘇生が上手くいったということ。」

「確かにアプガースコアは重要な判断基準ではあるけど、その点数が直接何か病気や後遺症を表すものではないし、5分後点数があがった子に関してはあまり心配しなくて良いと思う。」


と言ってくれ、少し安心することができました。

点数はあくまでひとつの判断基準。それにとらわれず、目の前で頑張ってくれている息子の生命力を信じようと思います。

 

 

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