完全破水② 陣痛室にて
(24w1d 破水当日 続き)
3ヶ月前に入院していた病棟なので、久しぶりだなぁ、出産まで来たくなかったなぁなんて思っていると、運ばれたのはなんと陣痛室でした。もう出産ってこと(°_°)?
絶対安静のため尿カテーテルを入れ、血液検査、体温、血圧、脈拍測定、赤ちゃんの心拍測定など一通りの検査をした後、先生から今の状況について説明がありました。
先生「破水から24時間が勝負で、この間に陣痛がきて出産になる可能性があります。陣痛が来なくても、現時点で母体か赤ちゃんが感染症にかかっていれば緊急帝王切開をします。」
話をしているうちに、少し落ち着いてきたので質問しまくりました。
Q. 今生まれてきて赤ちゃんは生存できるのか、無事生存できたとして後遺症が残る可能性は?
A. 24週だと生存率は80%と言われている。その内20~30%は大小含め何かしらの後遺症が残るというデータがある。
Q. 何週までもたすことができれば安心?
A. とりあえずの目標は26週。生存率は90%に上がり、後遺症が残る可能性も10~20%になる。その次は28週。28週になれば体重も1000gを超えるので、NICUで適切な処置をすれば後遺症が残らない可能性も高くなる。
Q. 破水の原因は?
A. はっきりと分からないが、絨毛膜下血腫があった影響で羊膜がもろく薄くなっていた可能性がある。また感染症にかかっている場合も破水する。
Q. 破水後、最も気をつけるべきことは
A. 1番は細菌感染。破水したということは、赤ちゃんを包む羊膜が破れたということ。赤ちゃんはすでに外の世界と繋がってしまっていて、本来生まれるまで知るはずのない菌がついてしまった。今日から1週間、抗生剤を点滴してできるだけ感染を抑え、お腹の中で週数をかせぎたい。でも、そもそも感染症が原因で破水している可能性があり、その場合赤ちゃんはどんどん衰弱してしまうので、すぐ帝王切開して取り出す。
Q. 現時点で感染がなかった場合、どのくらいもつのか
A. 誰にも分からない。出産は、感染から始まる場合も、陣痛から始まる場合も、来るときは一気に来る。予想できないからこそ、その兆候を見逃さないように、まめに血液検査とお腹の張りをチェックする。
Q. 破水は止まるのか
A. 出続けると思う。現在羊水はほとんどない状態だが、赤ちゃんがおしっこをしたり、母体から分泌される分で、少しずつ新しい羊水が作られる。でも羊膜が破れているので、増えたらその分破水してしまう。稀に羊膜が修復される人もいるが、ほとんど期待できない。
破水当日レポはまだまだ続きます!