子供が欲しくて三千里

不妊治療、流産、不育症、切迫流産、切迫早産…なんでも来いやぁ〜!!いや、もうお腹いっぱいです。

完全破水③ 一筋の希望

(24w1d 破水当日 続き)


先生と話しているうちに血液検査の結果が届きました。結果は、白血球数(免疫反応)、CRP(炎症反応)共に問題なし。現時点では感染症にかかっていないことが分かりました。これには心底ほっとしました!


今すぐの緊張帝王切開はなくなり、できるだけお腹の中で育てることが決まったので、次の3種類の薬を投与することに。


ウテメリン(リトドリン)

張り止めの点滴。張りが強くなれば陣痛を促す可能性があるので、それをできるだけ防ぐ為に投与する。副作用が強いので、状態が落ち着けば1~2週間で止める。


◎抗生剤

感染症を防ぐための点滴で、1日3回投与する。感染症を完全に防ぐ効果はない。長期で投与すると、善い細菌まで殺してしてまうので1週間で止める。(抗生剤ははっきり言って気休めみたいなもん、と言われました(;^^;;))


ステロイド

早産で生まれる赤ちゃんは、肺が未熟なために自発呼吸が難しい。できるだけ事前に胎児の肺を成熟させられるよう、ステロイドを投与し成長を促す。筋肉注射を24時間間隔で2回打って、最大の効果がでるのは48時間後。それまでは出産にならないよう張り止めを投与する。


私は血管がとても細いらしく、長男出産のとき非常に痛い思いをしたので(内出血してパンパンに腫れました)、点滴針の挿入はいつも緊張しまくりです。

ちなみに筋肉注射は不妊治療で慣れているのでどんとこいです!

 

 

そうこうしている間に、主治医のK先生が来てくれました。

K先生「おはしさ~ん!破水したって?大丈夫?4日前は何もなかったのにね…びっくりしたでしょ。僕もびっくりだよ…」と言いながら焦って入って来た先生の顔を見た瞬間、緊張の糸が切れて泣いてしまいました。


いい大人が泣いているのを親身に慰めてくれ、とりあえずエコー。

 

赤ちゃんは元気、絨毛膜下血腫の大きさは2cm×3cmくらいで変わらずでした。羊水量は赤ちゃんの顔まわりに1~2cmくらいあり、これがどのくらい少ないのか素人には分かりませんが、

K先生は「羊水ちゃんとあるよ!これだけあれば赤ちゃん羊水飲めるし、大丈夫大丈夫。気にしなくて良いよ。」と言ってくれました。(ちなみにその夜違う先生がエコーしたときには「羊水ほとんどなくて赤ちゃん苦しいかもねぇ…」と言ってました(T▽T))


そして驚くべきことに、4日前逆子だった赤ちゃんは頭位になっていました!羊水がほとんど無い今、赤ちゃんがまた逆子になることは絶対ないようなので、これで普通分娩できる可能性ができたということです。


エコーでしっかり動く赤ちゃんを見ていると、赤ちゃんに「わいは元気や!母ちゃんがくよくよしてたらあかんで!しっかりせんかい!(なぜか大阪弁)」と言われている気がして、またもや泣けてきました。(おい。)